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投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本③分散投資Part2
投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本③分散投資Part2

投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本③分散投資Part2

2023/08/22に公開
提供元:Money Canvas

前回のコラムでは、値動きの大きさ=価格変動リスクを抑える方法として、資産・銘柄・地域の分散が有効と学びました。



このコラムでは、よくある投資経験談「失敗あるある」を参考に、投資の基本をご紹介します。先人の失敗経験をご自身の成功に活かすべく、学んでいきましょう!



失敗その③投資のタイミングが分からず失敗 

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Cさん(42歳)の場合

「就職して約20年、貯金も増えてきたので、数年前からNISAを使って投資信託の運用を始めました。

ずっと基準価額が上昇傾向で、当時注目されていたフィンテック(ファイナンス+テクノロジーの造語)株式ファンドを購入しました。まだまだ上がるだろうと思って購入したのですが、そのあと下落が続いて…これ以上、下がるのは嫌だと思って売却しました。

仕事も忙しくて、相場動向や基準価額を見る時間もなく、投資のタイミングって難しいですね。」



今回の失敗

投資の理想は、【安い時に買って、高い時に売る】ですが、実際には買い時・売り時を正しく判断することはプロでも難しいことです。


人間の心理として、基準価額が上昇傾向のときはもっと上がると強気になり、逆に下落傾向のときはまだまだ下がると不安になり、【高い時に買って安い時に売る】ということになりかねません。


投資のタイミングが難しいと感じるCさんにとっての有効な投資手法をご紹介します!


ポイント:時間の分散

投資におけるもう一つ大切なことは、時間・タイミングの分散です。手元にある資金を一度に投資せず、タイミングをずらし何度かに分けて投資する「ドルコスト平均法」により、購入単価を平均化できます。


ドルコスト平均法

基準価額が変動する商品を一度に購入するのではなく、一定金額で定期的に購入していく方法で、購入単価を平均化することが期待できます。その一般的な方法が「つみたて」です。


ドルコスト平均法の詳細はこちらから→
【動画で解説!】どっちがいい?つみたて投資と一括投資!



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Cさん(42歳)

「フィンテック株式も、一括ではなくつみたてで購入していたら、基準価額が下がったときに多く買えて、購入単価が平均化されるので、価格変動時に右往左往しなくて済んだかもしれないですね。


つみたてが良いって聞くけど、その理由、よくわかりました。私のように仕事が忙しくて、相場の知識もない人にぴったりですね。」



つみたて投資のいろは


1. 長期的な目線で投資する

購入単価を平均化できるのがつみたて投資のメリットですが、目指す金額が大きい場合はその分つみたて期間を長くする必要があります。長期的な目線で継続していきましょう。


2. つみたては無理ない金額で

目標は高く!といって収入・貯金に対し高いつみたて額を設定してしまうと、気持ちに余裕がなくなったり、お金が必要なときに解約・取り崩しが必要になってしまいます。つみたて額は、収入・貯金に応じて無理のない範囲で設定しましょう。


3. 目標やゴールを決めておく

つみたてを始めたけど、いつまで続ければいいのか分からないとよく聞きます。投資を始める際は、何のために、いつまでにどれくらい貯めるかなど、目的やゴールを決めておくとよいでしょう。



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Cさん(42歳) 

「つみたては長期目線で、背伸びせず、続けることが重要、ということですね。ゴールを決めるとモチベーションにもなって続けやすそう。私はとりあえず10年後の贅沢旅行を目標に、さっそくつみたてをしてみようかな!」


まとめ

今回は分散投資Part2として「時間・タイミングの分散」「つみたて」について学びました。投資の基本、リスクを抑制できる方法を学べば、損をするのが怖いという方も、一歩踏み出せるかもしれません。


Money Canvasで今日から資産運用を始めてみましょう!



<他のシリーズを読んでみよう!>

投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本①余裕資金で
投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本②分散投資Part1

本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。
最終的な投資判断、金融商品のご選択に際しては、お客様自身の判断でお取り組みをお願いいたします。

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