前回のコラムでは、「投資は余裕資金で」という基本を学びました。
このコラムでは、よくある投資経験談「失敗あるある」を参考に、投資の基本をご紹介します。先人の失敗経験をご自身の成功に活かすべく、学んでいきましょう!
新興国インドのGDP成長率予想6%は、日本の同1%と比べて魅力的ですし、Bさんのように馴染みのある投資対象はいいですよね。
Bさんはまだ売却しておらず、損益が確定したものではないですが、今回のケースでは「値動きの大きさに一喜一憂するのが大変」というところに課題がありそうです。
そこで、「値動きの大きさ」を少なくするためのポイントを紹介します!
「値動きの大きさ」、言い換えると「価格変動リスク」を抑えたいとき、一つの資産・銘柄への集中は望ましくありません。うまくいけば大きく増やせますが、その逆もあります。Bさんの場合、株式だけではなく、債券やリートなど投資対象を分散すると良かったかもしれません。
資産・銘柄と同じく、一つの地域への集中はリスクを高めます。Bさんの場合、旅行で好きになった新興国だけではなく、先進国である日本やアメリカなどに分散することでリスク抑制に繋がります。
私たちの大切な年金を運用する年金積立金管理運用独立法人(GPIF)も、下記の基本比率に基づき投資を行っています。
※2022年12月末時点
出典:年金積立金管理運用独立行政法人
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今回は投資における、資産・銘柄・地域の分散の重要性を学びました。
次回は“投資のタイミングを見て失敗!”のCさんの例を見ていきましょう。
・投資の「失敗あるある」から学ぶ! 投資の基本①余裕資金で
本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。
最終的な投資判断、金融商品のご選択に際しては、お客様自身の判断でお取り組みをお願いいたします。