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約20年続ける家計管理のコツと資産運用について大公開! ティネクト安達裕哉氏の運用体験談

約20年続ける家計管理のコツと資産運用について大公開! ティネクト安達裕哉氏の運用体験談

2024/03/13に公開
提供元:Money Canvas

書店やネットで話題の2023年ベストセラー本、「頭のいい人が話す前に考えていること(ダイヤモンド社)」の著者であり、ティネクト(株)およびワークワンダース(株)の経営者としてコンサルティング業務やWebメディアの運営支援、記事の執筆等多岐にわたり活動する安達裕哉氏。

資産運用を始めたきっかけ、過去の失敗談、家計管理の方法など気になる話をMoney Canvas編集部がインタビューしました。


資産運用を始めたのは、まさかの〇〇ショック直前

資産運用に興味をもったのは2007年頃で、リーマンショックの直前です。
手元の資金を運用してみたいとおもってはじめました。
当時はニュースや新聞で情報収集していましたね。初心者でよくわからず銀行の窓口で話をきいて、ネット証券で口座を開いて、始めましたね。


まずは経験者の話を参考にすべし

はじめは投資経験者に話を聞くのが良いですね。
意外に身近な周りにいるとおもいますよ。今はNISAもあって挑戦しやすいとおもいますし。


当時のやってしまった失敗談

当時は中国関連の投資信託を購入しました。
単純に実績が良かったからです。国内に投資するより成長期待をもって海外に目を向けていましたね。

ただ、運用開始直後にリーマンショックになったので、すぐに売却してしまいました。今考えると早まったなっておもっています。
そこで痛い目をみて、しばらく手をひきました。そこから約4・5年は預金だけで運用していました。


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家族のため、再び開始した投資信託

会社を立ち上げてから、3人の子どもたちの学費や、先々の費用を貯めるべくまた資産運用を始めました。

会社を経営しているのでプライベートではリスクは取りたくありませんでした。なるべく保守的に運用できるよう、知識を付けようとおもい、まずはおすすめされた本を19冊ほど読みました。

おすすめの本(抜粋)

  • 投資の大原則(バートン・マルキール チャールズ・エリス 日本経済新聞出版社)
  • ウォール街のランダム・ウォーカー(バートン・マルキール 日本経済新聞出版社)
  • 敗者のゲーム(チャールズ・エリス 日本経済新聞出版社)
  • 賢明なる投資家(ベンジャミン・グレアム パンローリング)
  • 臆病者のための株入門(橘玲 文芸春秋)

気になる今の投資銘柄

今はNISAを使って成長投資枠・つみたて投資枠を併用しています。利益を非課税で受け取れるのは大きいですね。

銘柄は一つで、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資しています。
一括購入と分割購入で、時間分散をしています。
つみたて投資については、構造理解が重要です。ドルコスト平均法を使うと、万一基準価額が下がったときにも口数を多く買えるので、知っているだけで気持ち的に楽です。

それ以外には小規模企業共済やiDeco、保険もはいっています。保険はすべて掛け捨てで、最低限のものですね。医療費や就業不能の際の保険です。


見直しのタイミングは?

仕事もあるのであまり実績は見ていないです。本業に支障がでるほどドキドキするのも嫌なので、欲をださないよう手堅くやっています。こまめに売買するのではなく、購入したらしばらく放っておくスタイルです。


〇〇年から続けている!?家計管理の必要性

2003年から欠かさず家計簿をつけています。

きっかけは当時クレジットカードの引き落としができず止められたことですね。複数口座があり、口座残高が不足していました。クレジットカードってあまり気にせず使えるので使いすぎることもあるし、きちんと管理しないと!と思ってはじめました。

今は資産の評価や子どもにどのくらいお金をためられているか、月次で無駄な出費がないかなど確認しています。これで突然の現金不足で投資信託を売ることもないかな(笑)
可視化することでどれだけお金を使っているか驚くとおもいます。

読者へのメッセージ

私の投資での失敗経験をお伝えします。

一つ目は根拠なしに売買することです。
アクションするときに理由が必要、そこがなく行動すると後悔するとおもいますので。
また、基本的には長期で考えると良いですね。

二つ目は余裕資金で行うことです。
現金がどうしても必要になるときってあるんですよね。そのために投資信託を売却することにならないよう、あくまで余裕資金で行うようにしましょう。

家計管理はやるだけ楽しくなってくるので、ぜひ始めてほしいです。

今回は安達さんの資産運用についてや、家計管理の方法を紹介させていただきました。
安達さんのキャリアや執筆本についてのコラムをまだ読んでいない方はあわせてチェックしてくださいね。


安達 裕哉
あだち ゆうや

デロイト トーマツ コンサルティングにて品質マネジメント、人事などの分野でコンサルティング に従事し、その後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサルティング部門の立ち上げに参画。2013年5月にwebマーケティング、コンテンツ制作を行う「ティネクト(株)」を設立。ビジネスメディア「Books&Apps」を運営。 2023年7月に生成AIコンサルティング、およびAIメディア運営を行う「ワークワンダース(株)」を設立。著書「頭のいい人が話す前に考えていること」 が、55万部(2024年2月時点)を売り上げ、“2023 年日本で一番売れたビジネス書”になる。(トーハン調べ/日販調べ)


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