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ボーナス前に退職するともったいない?平均額や使い道について解説
ボーナス前に退職するともったいない?平均額や使い道について解説

ボーナス前に退職するともったいない?平均額や使い道について解説

2023/11/29・提供元:Money Canvas

会社員が働く上での嬉しいご褒美、それは夏と冬のボーナスです。

会社のために一生懸命働いた人にとっては、とても心待ちにしている大切なお金でしょう。

ただ、これから転職を考えている人にとっては、「ボーナス前に退職するともらえない?」などの心配を抱えているかもしれません。

本記事では会社員のボーナス平均額や主な使い道、退職後のボーナス支給事情などについて解説します。



会社員のボーナス平均額

ここでは、コロナ禍を通して会社員が実際にどのくらいのボーナスをもらっているのかについて解説します。


令和4年度夏季・年末のボーナス平均は約39万円

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によれば、令和4年度における労働者一人あたりの平均賞与額は、夏季賞与は389,331円*1、年末賞与は392,975円*2となりました。

したがって、令和4年度における夏季・年末の平均賞与は約39万円といえます。

ちなみに、産業別の賞与平均額が高い産業と低い産業は下表の通りです。

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出典:(夏季) 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年夏季賞与(一人平均)」

(年末)厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均) 」


平均賞与額が最も高いのは「電気・ガス業」で、年末のボーナスは約80万円と高額です。

情報通信業の年間平均賞与額は約66〜69万円、学術研究等が約63〜66万円、金融業・保険業が約62〜64万円と続いています。

平均賞与額が低い産業は下表の通りです。

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出典:(夏季) 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年夏季賞与(一人平均)」

(年末)厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均) 」


サービス業は全体的に平均賞与額が低い傾向で、特に飲食サービス業が低いといえます。

夏季・年末ともに7万円を切っている状態で、他の産業と比較するとかなりボーナスが少ない状況です。

医療や介護を行う「医療・福祉」も仕事がハードな割に多い方とはいえません。


事業所規模が大きいほどボーナス額が高い

従業員の数が多いなど、事業所規模が大きい会社ほどボーナス額が高い傾向です。

厚生労働省の「毎月勤労統計調査」を参考に、令和4年年末賞与の支給状況を事業所規模別で比較しました。

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出典:厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均) 」


500人以上規模の事業所ではボーナス額が642,349円であるのに対し、5~29人規模の事業所は274,651円と、約2倍以上の開きがあります。

事業規模が大きい会社で働いている人のほうが、手にするボーナスは多いといえます。

ボーナスの主な使い道

待ちに待ったボーナスを手にしたら、何に使おうかと心を弾ませることでしょう。

ここでは、ボーナスの主な使い道について解説します。


1位は「貯蓄」で全体の約3割

消費者庁がまとめた「ボーナスの使途予定に関する意識調査結果(令和元年7月付)」によれば、ボーナスの使い道でトップになったのは「貯蓄」でした。

会社員の場合、まとまった金額が入る主な機会はボーナスなので、手堅く貯蓄に励む人が多く見受けられます。

2位もローンの返済となっており、一時的な楽しみよりも、堅実に資産を増やしたり負債を減らしたりする人が多い状況です。3位は国内旅行、4位には外食が入っており、少しだけ贅沢気分を楽しむ人も見られます。

5位には洗濯機・冷蔵庫・エアコンなど大型家電の買い換えがランクインし、生活に必要な価格の高い家電をボーナス時に購入しています。


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出典:消費者庁「ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果」P7



20代は自分の楽しみに使う人が多い

次は、上位5つのボーナスの使い道別に、どの年齢層が多いのかを見ていきましょう。

消費者庁「ボーナスの使途予定に関する意識調査結果(令和元年7月付)」を参考に、まとめた表がこちらです。


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出典:消費者庁「ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果」P8


参照すると、使い道でトップである「貯蓄」は30歳代が一番多く、次は40歳代、20歳代という順になりました。ローンの返済は50歳代が最も多い割合です。それなりの費用がかかる国内旅行は20歳代が一番多く、それ以上の年代では1割程度しかいません。

手軽にプチ贅沢気分が味わえる外食は、子育てが落ち着いた年代である50歳代が多く見られます。大型家電は子育て真っ最中の30歳代が多い傾向です。

洗濯機、冷蔵庫、エアコンの耐用年数は6年とされており、20歳代後半~30歳代で調達した家電の更新時期と重なるのかも知れません。*3

ボーナス前に退職するともらえない?

家庭の事情や突然の解雇など、自分では調整できない予期せぬ事情により、ボーナス前に退職せざるを得ない場合があります。

そのようなケースでは、ボーナスをもらえないのではないかと不安になるかもしれません。

ここでは、退職後のボーナス事情について解説します。


賞与支給日には在籍していない場合は、原則支払い義務はない

原則として、企業は賞与支給日に在籍していない社員には、ボーナスを支払う義務はありません。

賞与は基本的に就業規則で取り決める事項であるため、就業規則に「賞与支給日に在籍しない者には賞与を支給しない」と記載されている場合は、支給しないことが認められています。したがって、ボーナスについての取り扱いは、就業規則でどのように明記されているのかを確認することが必要です。*4


年俸制の契約をしている場合は、ボーナスを支給される可能性も

以下のケースに該当する場合は、原則、ボーナスが支給される可能性が高いといえます。

  • 年俸制の契約をしているとき
  • 就業規則などに、別途支給基準が設けられているとき
  • 会社都合解雇に相当する退職のとき

年俸制の支払い方法は、年間に支払う総額を月割りなどで振り分けるのが一般的です。

一例として、年俸を14分割してそのうちの12回分は毎月の給与、残りの2回分をボーナス支給に支払うと取り決めている場合、会社は退職者に対し支払い義務が発生します。就業規則で別途支給基準が設けられているときも同様です。


例えば、6月末まで在籍する従業員に対しては、7月10日に賞与を支給するなどと就業規則で決めているケースが当てはまります。該当する場合はボーナスを退職者に支給しなければなりません。

会社の都合で解雇された場合の退職も会社は退職者に対し、支払い義務が発生する場合があります。形式は「自らの退職」であるとしても、会社の都合でやむを得ず退職になった場合、会社は退職者に対し賞与を日割りして支払う義務があるとされるからです。*4

まとめ

正社員の場合、給与であれば在籍していた期間は原則支給されますが、ボーナスの場合は就業規則で定められている基準に従うことになります。したがって、支給要件が「ボーナス支給日に在籍していること」と規定されている場合は支給されません。

ボーナス支給日に近い日程で転職を考えている方は、会社の就業規則を確認してから退職するのをおすすめします。



出典
*1 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年夏季賞与(一人平均)」
*2厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和5年2月分結果速報等 ≪特別集計≫令和4年年末賞与(一人平均) 」
*3福島県「家財等の耐用年数及び減価償却率一覧表」
*4独立行政法人中小企業基盤整備機構「賞与支給日に在籍しない従業員の賞与は払わなければいけませんか?」


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