あなたは貯蓄をしていますか?
最近では食料品や電気代の値上げラッシュ、将来では老後2,000万円問題まで、私たちが暮らしていく上で、お金の悩みは切っても切り離せません。
そんなお金の悩みに対して、アドバイスやサポートを行うのがFP(ファイナンシャルプランナー)です。
では、そんなお金のプロであるFPは自分のために実際に何をしているのでしょうか?
今回は現役FP約200名にアンケート調査をしてみました!
最も多かった答えは「先取り貯蓄」!
貯蓄をしたいけどなかなか貯まらない…そんな風に感じている人は多いのではないでしょうか?
現役FPが実践する貯蓄法で一番多かったのが「先取り貯蓄をする」ということでした。
先取り貯蓄とは、給与が入るタイミングであらかじめ決めた金額を貯蓄にまわすことです。
回答者中96.5%(213名/220名)が何かしらの先取り貯蓄をしているという結果に。
実際のFPの声
「先取り貯蓄が大切」とはよく言われることではありますが、実際にFPも実践しているようです。
「余った分を貯蓄する」だとなかなか貯まらないという現実はFPも同じなのですね。まだ先取り貯蓄をしていないという方は、まずは強制的に貯蓄できる仕組みを作ってみてはいかがでしょうか?
他にもこんな回答がありました。
⇒健康への投資が最も効率が良い。病気をすると収入は減少し支出が増える(30代・男性)
収支を把握することの大切さは理解出来ても、なかなか家計簿は続かない…そんな方は多いのではないでしょうか。そんな方におススメなのが家計簿アプリ。自動で収支を計算してくれるので楽に管理が出来ますよ。
また、投資信託等の運用商品や保険にすることで、引き出したくなってもすぐには出せないようにするという方も複数名いました。
最多は1割~2割。僅差で2割~3割。
全体で見ると、毎月の給与の内の貯蓄額は1~2割が一番多く、僅差で次点が2~3割という結果に。全体の約半分の人は1~3割の間で毎月貯蓄をしていました。ご自身の貯蓄額と比較し、いかがですか?貯蓄がなかなか出来ないと感じている方は、まずは「手取りの1割」を目標にしてみてはいかがでしょうか。
※複数項目回答可
2位 外貨預金(101名)
3位 日本株(39名)
なんと98.1%(216人/220人)は現預金だけでなく、何かしらの運用商品を保有しているという結果に。
NISAやiDeCoといった国の制度を活用しながら金融商品を保有している人が多く見られました。預金に置いておくだけではなかなかお金が増えない今の時代、「お金の持ち方」を考えていく必要性がありそうです。
また、運用商品の購入方法について、一般的につみたては「初心者におススメ」と言われますが、実際にどうなのでしょうか?
結果はつみたて派が76.8%(169名/220名)という結果に。初心者でなくても、つみたて投資は有効な投資方法だと思っている人が多いようです。
つみたて派の意見
一括派の意見
また、つみたてをしながら、相場を見つつ一括購入をするという方も複数名見られました。
それでは「備える」という点に関して、現役FPはどんな保険に加入しているのでしょうか?
1位 医療保険(169人)
2位 がん保険(118人)
3位 個人年金保険
76.8%は医療保険、53.6%はがん保険に加入しているという結果に。医療保険・がん保険双方加入している人は49%(108人)でした。
最多の声は「長期投資」
資産運用をする上で、現役FPはどんなことをマイルールにしているのでしょうか。複数人からの回答があったものをご紹介します。
短期的な相場の動きに一喜一憂せず、長期投資を行うという声が多く聞かれました。「長期投資」は運用の基本と言われますが、実際にFPも実践している人が多いようです。
また相場が下がっているときには、むしろ購入のチャンスと捉えるという方も複数名いました。相場を常に見ているFPだからこそ出来ることかもしれません。
他にもこんな意見がありました。
FPによってマイルールも様々です。資産運用をするときには自分なりのマイルールを持ちながら運用してみてはいかがでしょうか。
資産に関する相談業務に従事している金融機関従業員を対象にアンケートフォームにて集計
有効回答数:220人
調査期間:2023年2月17日~2023年3月2日
※本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。
最終的な投資判断、金融商品のご選択に際しては、お客様自身の判断でお取り組みをお願いいたします。
NISAは2024年度から制度変更しています。
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