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ダイエットも副業も投資も「良い習慣」がモノをいう
ダイエットも副業も投資も「良い習慣」がモノをいう

ダイエットも副業も投資も「良い習慣」がモノをいう

2023/09/21に公開
提供元:Money Canvas

「投資に挑戦したいけれど、どうすればいいのかわからない。成功する人たちは何をしているの?」


さまざまなメディアで、投資が取り上げられるようになりました。一方で、置いてけぼりになったようで、不安な気持ちを抱く方も多いようです。


「コツをつかんだら簡単で、ダイエットと同じです」

……と聞いたら、どう思うでしょうか。


じつはこの言葉、ダイエットに成功した後、同じやり方を投資や副業に適用した、ある女性の言葉です。


この記事では、“投資の成功には、意外にも「ダイエット」で培った「良い習慣」が通じる” というお話を、していきたいと思います。



「ダイエットを通じて成功法則がわかった」その理由とは?

ダイエットの成功と投資の成功は、一見無関係に見えるかもしれません。しかし、両者に共通する成功法則が存在します。


半年で10キロ痩せた女性

「ダイエットを通じて成功法則がわかった」その理由とは?1

冒頭で紹介した女性を、Aさんとしましょう。


Aさんは、メーカーの営業として働いていた35歳のとき、半年間で10キロのダイエットに成功しました。


それまで、「ダイエットするする詐欺」といわれるくらい、ダイエットの宣言と挫折を繰り返していたので、周囲はあっと驚きました。


どれだけ過酷で大変な思いをしたのかと、皆が質問します。しかし、答えはあっけらかんとしたものでした。


——「水を飲んでたら、食べないのが癖になって、勝手に痩せた」


「えっ、そんなことある?」

「ムリ、ムリ!」

と皆は盛り上がりましたが、Aさんは、いたって真剣です。


カギは習慣化だった

じつはAさんは、何度もダイエットの挫折を繰り返すうち、強い不安を覚えるようになっていました。


それは、

「このままでは私は、自分のことが嫌いになってしまう」

という恐れです。


決めたことを実行できず、失敗を繰り返すたびに、自分をののしる口汚い言葉が、頭の中に浮かぶようになってしまったのです。


「ダイエットを通じて成功法則がわかった」その理由とは?2

ダイエットの成功以前に、「これ以上、自分のことを嫌いになったら心が壊れてしまう」と思ったAさんは、絶対に失敗しない方法を探すことにしました。


それが、「食べる前に、水を飲む」ことの実践です。


最初は意識して行っていた水を飲む行動も、やがて自然と身につけていきました。


失敗したことのある食事制限や運動は行わず、「水を飲む」というシンプルな行動だけを、習慣化しました。


すると、食事の量が自然に減り、やがて体を動かしたい気分が出てきて、無理なくダイエットを成功させたのです。


副業を大きく成長させて社長に

「これ以上、自分のことを嫌いになりたくない」

という切実な思いで始めた“水を飲むダイエット”ですが、Aさんにとって、非常にインパクトがありました。


“叶えたいことほど、絶対に挫折しない範囲でコツコツ始める”、というAさんなりの成功法則が、手に入ったからです。


「ダイエットを通じて成功法則がわかった」その理由とは?3

Aさんは、「お金持ちになりたい!」という気持ちも強かったので、次の2つを実践するようになりました。


  • 昼休みに、日経新聞を読んで、株の勉強をする
  • 正社員の給料とは別に、毎月1,000円以上、副業で稼ぐ

結果として、Aさんは投資にも副業にも成功して、自分の会社を起業しました。今では、社長として活躍しています。


習慣化は何にでも応用できるパワフルなテクニック

Aさんの例からもわかるように、習慣化は何でも応用できる、パワフルなテクニックです。


大きく分けて3つのポイントがあります。


習慣化は何にでも応用できるパワフルなテクニック


習慣になるとがんばる必要がない

まず、習慣になるとがんばる必要がありません。


習慣化された行動は、意識的な努力を必要とせず、まるで自動操縦のように継続できます。これは非常に重要なポイントです。


たとえば、歯磨きは多くの人々にとって習慣化されています。子どもの頃から毎日のルーティンとして行うことで、特別な努力を必要とせず、自然に行えるようになります。


習慣化のメカニズムを理解すると、人生のさまざまな側面で利用できます。


良い習慣は自信になる

良い習慣を身につけることは、自信につながります。


身近に、好ましい習慣を何年も継続している人がいれば、その人の様子を思い浮かべてみましょう。


たとえば、筋トレしている人、ランニングしている人、語学を学んでいる人など、どこか自信があるように見えるのではないでしょうか。


理由のひとつとして、

「習慣は、単なる行動の範疇を超え、その人の “自分自身の一部” として存在するから」

と考えられます。


習慣は自分にとっての「強み」となり、自己肯定感を高めて人生を豊かにするために、助けとなります。


習慣があると人生がラクになる

そして、習慣があると、人生がラクになります。


毎日の選択肢を減らし、迷いをなくすからです。何をするべきかを考える時間が減り、その分、ほかの重要なことに集中できるようになります。


たとえば、毎月一定額を投資する習慣がある人は、投資のタイミングや金額について、悩む必要がありません。


忙しい生活の中で「やるべきことが決まっていて、しかもそれが習慣によって自動化されている」というのは、大きなメリットといえます。


良い習慣を自分のモノにするポイント

最後に、良い習慣を自分のモノにするポイントを、見ていきましょう。

良い習慣を自分のモノにするポイント

小さく始める

良い習慣を身につける際、最初は小さな目標から始めることが重要です。大きな目標を立てると挫折しやすくなり、途中で諦めてしまうことが多いからです。


小さな目標を達成することで、自信がつき、次のステップへと進む勇気が湧いてきます。


たとえば投資を始めたい場合、最初から大金を投じるのではなく、“少額と自分が感じられる金額”から始めます。


最初は毎月1,000円から始め、慣れてきたら2,000円、3,000円……と増やしていくイメージです。


少しずつ増やすことで、スタート時に多くの人が感じやすい“投資に対する怖さ”を減らすことができます。自分に合った投資のペースを、見つけていきましょう。


最初は“ちょっとの”意志で続ける

習慣を身につける初期段階では、意志の力が必要です。しかし、“ちょっとの”意志で続けることが大切です。無理にやりすぎると疲れてしまい、挫折の原因になることがあるからです。


“ちょっとの”意志で続けられるラインは、人それぞれで異なります。


先にご紹介したAさんの場合、「食べる前に水を飲む」というのが、そのラインでした。


自分にとって無理のない、挫折するリスクのない範囲を見極めて、スタートしましょう。


レベルを上げるのはいつでもできます。最初から高いレベルを求めないことが、重要なコツです。


やがて忘れて続ける

良い習慣が身につくと、それが自然な行動となります。最初の努力が実を結び、習慣が自動化されると、意識せずとも続けられるようになります。


この段階になると、習慣はもはや意識する必要がなく、忘れているくらいがちょうどよいのです。


たとえば、積立投資をしている人は、意識しなくても資産形成を自動的に行えます。


市場の変動に対しても動じず、自分の投資戦略を堅持できます。


難しそうに思えるかもしれませんが、「食べる前に水を飲む」のような小さな一歩が、習慣を作ってくれるのです。


まとめ

良い習慣を身につけた経験は、副業であれ投資であれ、さまざまな要素に展開可能です。


ひとつ付け加えるなら、「習慣を楽しむ」ことも、忘れないでください。


楽しいと感じる習慣は継続しやすくなり、人生を豊かにしてくれます。自分の望む未来を、小さな一歩から手に入れていきましょう。



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本コラム執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。

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