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あなたにとって”ちょうどいい”投資信託選びのヒント(eMAXIS Slim)
あなたにとって”ちょうどいい”投資信託選びのヒント(eMAXIS Slim)

あなたにとって”ちょうどいい”投資信託選びのヒント(eMAXIS Slim)

2023/01/30・提供元:三菱UFJアセットマネジメントダイレクト(mattoco)

こんにちは、三菱UFJアセットマネジメントダイレクト“mattoco”です。

投資信託を活用して資産形成を進めたいけれども、どの商品を購入すればいいのかわからない、あるいは今保有している商品が自分に合っているのか分からないといった方向けに、運用会社社員が商品選びの考え方をご紹介します。


投資のリターンは、資産配分(ポートフォリオ)で9割決まると言われている

皆さんは投資信託を購入するタイミングは気にされますか?
株価の変動が大きいマーケット局面になると、「下がったタイミングを見極め購入したい」とタイミングを計ることについつい気を取られますよね。
しかし、ある論文によると、実はタイミングの見極めは、リターンにほんのわずかの影響しか与えず、むしろリターンの変動要因の9割は資産配分によって決定されたと言われています(図1)。


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図1 ポートフォリオ・リターンの変動を決定する要素とその度合い
(出所)「Financial Analysts Journal(1991年5月-6月)」のデータを基に三菱UFJアセットマネジメント作成
※上記は、将来の運用成果等を保証するものではありません。


よく巷では、投資で成功する人=マーケットタイミング・個別銘柄の調査、分析、見極めが上手な人と解釈され、投資=難しいと思われがちですが、実は、自分の運用目標に沿ってどのようなポートフォリオを構成するかが大きなポイントなのです。


自分にあったポートフォリオを構成するにはどうすればいい?

自分にあったポートフォリオの構成を決める際は、大きく分けると

  • 自分自身の特性
  • 商品の特性
の2点を把握することが大切です。

自分自身の特性の把握については、以下のような個人の状況を基に把握します。

  • 投資成果の目標設定(投資期間、目標金額)
  • 値動きに対するリスク許容度
  • 家計・資産の状況
商品性の把握に目が行きがちですが、実は自分自身の把握はそれと同じくらい大切です。


※上記は、投資信託における商品選択において考慮すべきポイントとして三菱UFJアセットマネジメントが大切と考えたものを示したものであり、全てを網羅しているわけではありません。必ずしもすべてのお客さまに適しているとは限らない点にご注意ください。


商品の特性の把握:リターンとリスク(標準偏差)

商品の特性については、様々な項目を把握する必要がありますが、ここではリターンとリスクの考え方について説明します。それぞれ考え方を、いわゆる、代表的な資産のリターンの平均値、最大値、最小値、リスクの過去の実績を基にみてみましょう(図2)。


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図2 各資産の年次リターンとリスク(円換算ベース)(期間:2007年~2021年)
(出所)Bloombergのデータを基に三菱UFJアセットマネジメント作成
※上記は指数(株式とリートは配当込)を使用しています。指数については【当ページで使用している指数について】をご覧ください。
※先進国債券、先進国株式、先進国リートは、米ドルベースの指数を使用しており三菱UFJアセットマネジメントが円換算しています。
※リスクは、年次騰落率の標準偏差です。
※上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。
※計測期間が異なる場合は、結果も異なる点にご注意ください。


投資において、リターンは「収益」のことを指し、リスクは「価格変動することによる損益のブレ度合い」を指します。
リスクというと、損が発生するイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、投資においてはプラスになったり、マイナスになったりと価格が変動することを意味します。そのため、想定以上にリターンを獲得するケースもリスクのひとつです。

各資産の年次リターンとリスク(図2)をみてみると、債券はリターンの平均値は小さいけれども、上下の振れ幅は小さくなり、一方で、株式・リートはリターンの平均値は大きいけれども、上下の振れ幅は大きくなりました。資産によって、価格の振れ度合いは異なり、価格の変動が大きい資産をリスクの大きい資産、小さい資産をリスクの小さい資産と言います。

リスクについてもう少し詳しく説明します。
ここまで損益の振れ幅に着目していましたが、より厳密には、リスクはリターンの標準偏差で表されます。
標準偏差とは、リターンの平均値を中心としてその前後にどのぐらいブレたかという、リターンの散らばり具合(ばらつき)を示したものです。値が大きいほどリスクが大きく、小さければリスクも小さいことになります。


値動きの異なる資産を複数購入し、リスクを分散

続いて、分散の考え方をお伝えします。分散とは、値動きの異なる複数の資産を組み合わせることや購入タイミングを分けることなどで、リスクの軽減を期待することです。
ここでは、値動きの異なる複数の資産を組み合わせることによる分散投資効果を説明します。
以下の図3は、2017年~2021年の各8資産と8資産の平均値の年間リターンの推移です。

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図3各資産の年間リターンの推移(期間:2017年~2021年)
※上記は指数(株式とリートは配当込)を使用しています。指数については【当ページで使用している指数について】をご覧ください。
※先進国債券、新興国債券、先進国株式、新興国株式、先進国リートは、米ドルベースの指数を使用しており三菱UFJアセットマネジメントが円換算しています。
※8資産は、国内債券・先進国債券・新興国債券・国内株式・先進国株式・新興国株式・国内リート・先進国リートの年間リターンの平均値です。
※上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。
※表示桁未満の数値がある場合、四捨五入しています。


図3をみての通り、毎年各資産の騰落率の順位は変化しましたが、8資産の平均値は4~6位と概ね一定の順位となりました。値動きの異なる複数の資産を組み合わせ、組み合わせた資産の平均点のリターンを取ることで、リスクを分散するということです。

以上が、商品の特性のひとつである、リターン・リスクの説明です。
商品の特性は、他にも価格変動要因、コスト、税金、運用方法などの項目も把握する必要があります。これらは目論見書やマンスリーレポートに情報が載っているので、運用会社や販売会社のWEBサイトで確認するとよいでしょう。


分散投資しているeMAXIS Slimシリーズのご紹介

自分に合ったポートフォリオの作り方をお伝えしましたが、手間をかけず、1つのファンドで分散投資をしたいという方は、eMAXIS Slimの中で地域分散や資産分散をしている以下の2ファンドを選択肢のひとつとしてみてはいかがでしょうか。


株式を地域で分散:eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)は、日本を含む先進国および新興国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざして運用を行います。これ1本で投資対象国の市場の時価総額比率に合わせ、全世界の株式にまとめて投資することが可能です。

収益性を重視する資産の割合を増やすにあたり、様々な国・地域に分散して世界の株式に投資をしたい方は、このファンドを選択肢のひとつとするのはいかがでしょうか。

※市況動向および資金動向等により、上記の運用方針通りの運用が行えない場合があります。


資産で分散:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、日本を含む世界各国の株式、公社債、リート計8つの資産に均等比率で分散投資を行います。様々な資産に投資をすることで、リスクを分散しながら資産形成が可能です。

収益性重視の資産の割合を増やしたいが、株式・リートだけだと価格変動のブレが不安な方はこのファンドを選択肢のひとつとするのはいかがでしょうか。

※市況動向および資金動向等により、上記の運用方針通りの運用が行えない場合があります。


他にもeMAXIS Slimでは、様々な地域や資産に投資するファンドをラインナップしており、自分の運用目標に沿った、リスクとリターンに合わせて商品を選択し、組み合わせすることが可能です。


▶とことんコストにこだわるシリーズ「eMAXIS Slimシリーズ」のラインナップはこちら


また、eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準の運用コストを目指す*というコンセプトのインデックスファンドです。一般的に、⻑期での資産形成において、コストが運⽤成果に与える影響は⼩さくないこともあり、例えば、信託報酬を考慮(控除)する前の運⽤パフォーマンスが同じ投資信託の場合、信託報酬率が低い投資信託の⽅がパフォーマンスは優位になります。

*eMAXIS Slimシリーズでは業界最低水準の運用コストを目指しますが、その達成を保証するものではありません。※実際に投資信託に投資する場合、信託報酬以外の費用をご負担いただく場合があります。


リスク許容度や運用目標に合わせて、自分に合った商品選び、ポートフォリオを作ってみてください。




投資信託のリスク・費用について

eMAXIS Slimシリーズ
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

当ページで使用している指数について
・国内債券:NOMURA-BPI総合
NOMURA-BPI総合とは、野村證券株式会社が発表しているわが国の代表的な債券パフォーマンスインデックスです。
・先進国債券:FTSE世界国債インデックス(除く日本)
FTSE世界国債インデックス(除く日本)は、FTSE Fixed Income LLCにより運営され、日本を除く世界主要国の国債の総合収益率を各市場の時価総額で加重平均した債券インデックスです。
・新興国債券:JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド
JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイドとは、J.P.モルガン・セキュリティーズ・エルエルシーが算出し公表している現地通貨建ての新興国国債のパフォーマンスを表す指数で、指数構成国のウエイトに上限を設けた指数です。
・国内株式:東証株価指数(TOPIX)
東証株価指数(TOPIX)とは、日本の株式市場を広範に網羅する時価総額加重方式の株価指数で、東京証券取引所が算出しています。
・先進国株式:MSCIコクサイ インデックス
MSCIコクサイ インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、日本を除く世界の先進国で構成されています。
・新興国株式:MSCI エマージング・マーケット インデックス
MSCI エマージング・マーケット インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の新興国で構成されています。
・国内リート:東証REIT
指数東証REIT指数とは、東京証券取引所に上場している不動産投資信託証券全銘柄を対象として算出した指数です。
・先進国リート:S&P先進国REIT指数(除く日本)
S&P先進国REIT指数(除く日本)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLCが公表している指数で、日本を除く先進国の不動産投資信託(REIT)および同様の制度に基づく銘柄を対象に浮動株修正時価総額に基づいて算出されています。
・全世界株式:MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した株価指数で、世界の先進国・新興国の株式で構成されています。

当ページ中の指数等の知的所有権、その他一切の権利はその発行者および許諾者に帰属します。また、発行者および許諾者が指数等の正確性、完全性を保証するものではありません。各指数等に関する免責事項等については、三菱UFJアセットマネジメントのホームページを合わせてご確認ください。


投資をご検討いただくにあたって
・投資は収益期待がある一方で、値下がり・元本割れの可能性もあり、その損益はすべてお客さまに帰属します。したがって、お客さまの状況等によっては、資金使途に照らして必ずしも投資が適した選択肢となるわけではない点にご留意ください。
・投資はお客さま自身の判断と責任で行っていただく必要があり、投資知識や投資対象商品への理解に不安がある場合は投資をお控えください。
また、投資の判断の基礎となる投資方針については、一般的に、資金使途や投資期間、経済状況やリスク許容度等を総合的に勘案した上で、適宜見直しを行うことが望ましいとされています。


留意事項
・mattoco(マットコ)とは、三菱UFJアセットマネジメントが提供する、[1]「三菱UFJアセットマネジメントダイレクト」(インターネットを通じ、三菱UFJアセットマネジメントで口座開設や投資信託の購入・換金を行うことのできるサービス)および[2] 三菱UFJアセットマネジメントを通じて投資信託をお取引する際に、参考となる投資関連情報提供等サービスの総称です。
・当ページは三菱UFJアセットマネジメントが作成した情報提供資料であり、金融商品取引法に基づく開示資料ではありません。投資信託をご購入の場合は、三菱UFJアセットマネジメントよりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)および目論見書補完書面の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
・当ページの内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の市場環境等や運用成果等を示唆・保証するものではありません。
・当ページは信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。
・当ページに掲載の内容は、お客さまの投資目的、リスク許容度に必ずしも合致するものではありません。投資に関する最終決定はお客さまご自身でご判断ください。


三菱UFJアセットマネジメント株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第404号/一般社団法人投資信託協会会員/一般社団法人日本投資顧問業協会会員

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