国立がん研究センターの統計によると、日本人の2人に1人が一生のうちにがんと診断されています。
がんといえば中高年以降にかかる病気というイメージがありますが、女性特有のがんは若年化が進んでおり、20代でも発症するケースが増えています。
女性特有のがんは30歳代後半から増加傾向にあり、女性のがん患者の大部分が女性特有のがんに罹患しています。
乳がんとは、乳房の乳腺組織にできるがんをいいます。日本人女性の罹患率第1位のがんが「乳がん」で、死因では第5位です。
乳がんは20歳代から徐々に増え始め、40歳代後半から50歳代にピークを迎えますが、30歳代に急激に増加するのが特徴です。
乳がんの他にも、女性特有のがんには、子宮の奥である子宮体部にできる「子宮体がん」や、子宮の入り口である頸部にできる「子宮頸がん」などがあります。
子宮体がんは40歳代以降、閉経前後に多く見られますが、最近では30歳代での発症も増えています。子宮頸がんは、20~30歳代に急増しています。特に20歳代では、女性特有のがんのなかで第1位の罹患率です。
他のがんと同様に、生活習慣の改善でがんの危険因子を減らすことができます。
喫煙や動物性脂肪のとりすぎ、野菜・果物不足、多量の飲酒、運動不足などは、女性特有のがんにとっても危険因子となります。健康的な生活習慣を心掛けましょう。
どのような種類のがんでも、大切なのは早期発見・早期治療です。そのために、定期的ながん検診を受けるようにしましょう。女性のがん死亡者数が多い大腸がんや乳がんも、早期発見・早期治療で治る可能性が高くなります。
抗がん剤等の投与治療が必要になったときなどに、個室を希望される場合、その差額ベッド代は健康保険の対象外となります。
抗がん剤等の投与治療は何度も繰り返し行う場合が多く、その分自己負担額も大きくなってしまう可能性があります。
女性特有のがんになった場合に入院給付金が上乗せで支給される保険に入っておけば心強く感じる方も多いのではないでしょうか。
女性は若い年齢でもがんになるリスクがあるので、若いうちから「がん」に備えることが大切です。
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