1回目・2回目のコラムではお小遣いの使い方計画と貯蓄の工夫・預け先について紹介しました。
今回のテーマはお小遣いを使うタイミング、「買い物」についてです。
渡したお小遣いをお子さん自身が一人で買い物に行って使うのか、それとも親子で買い物をした際に使うのか、ご家庭によっても違いはあると思います。また、買い物をする方法もお店に行くのか、インターネット上で買い物をするのか多種多様な方法が現在はあります。
大人になると買い物=普通のことですが、お子さんにとっては慣れるまでには少し時間がかかり、特に、「初めてのお買い物」はお子さんにとっても親にとっても緊張するものです。
Will※のメンバーにも先日「初めてのお買い物」をした子供を持つメンバーがいます。
そこで今回は、Will流の子供に教えるべき買い物のポイントを紹介します。
※ママサークル「Will」…金融勤めのママが集まったサークル。サークル名の“Will”は自分の意志で未来を切り開いていける子供になってほしいという願いが込められている。
まずは、お子さんを一人で買い物に行かせるのではなく、親子で買い物に出かけましょう。
その際、お子さん自身が以下のチェック項目を一人でできるかどうか確認してみましょう。
いかがでしょうか?お子さんにとっては、見ず知らずの大人(=店員さん)とやり取りをするというのは緊張もするし、難しいことです。お子さんによって税込みと税抜きの表記の確認ができなかったり、複数商品を購入する際に、その場で計算するのが難しいなどあると思います。
どこができていて、どこができていないか確認をし、ぜひ、慣れるまではお子さんに併走してあげましょう。なお、買い物をした際はレシートを貰い、そのレシートをお気に入りの封筒や袋にお子さん自身で保管してもらいましょう。お小遣いを何にいつ使ったかの振り返りになります。
さらに、商品を選ぶ基準についても親子で一緒に考えてみましょう。選ぶ基準は複数あります。
例えば牛乳を購入する際の選ぶ基準を挙げてみると
などありますね。
お子さんが既にこれらを踏まえて選択をできているのか、それとも、そもそも値段に違いがあることへの理解があるか否か、一緒に考えることで、モノと値段に対する関心も高まり、普段の買い物でも沢山の気づきを得ることができると思います。
3回目のコラムはいかがでしたでしょうか。
買い物はお金に纏わるさまざまなことを学ぶ、とても良い機会です。普段の買い物を通しながら、一緒にお小遣い管理スキルをアップしてきましょう。
次回は、「お小遣いの使い方計画の振り返り・記録」です。お楽しみに!
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