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米国連続増配8銘柄!
米国連続増配8銘柄!

米国連続増配8銘柄!

2022/10/29・提供元:auカブコム証券

米国株式では、日本にはないような「連続増配企業」がたくさんあります。
今回はここにスポットを当ててみようと思います。


基本的なことではありますが、株式投資で収益を得る方法は2つあります。
ひとつは株式の値上がり益を獲得することで得られる「キャピタルゲイン」で、もう一つは株式を保有している企業が実施する配当で得られる「インカムゲイン」です。


毎年、3月が近づくと日本では3月本決算企業が多いことで、配当の権利取りの動きが見られます。
配当利回りの高い銘柄や、連続増配企業など「インカムゲイン」への関心が高まる季節です。


高配当株を選別するのは、投資の視点からも理にかなっています。
連続して増配している企業は、キャッシュフロー(現金収支)の獲得能力が高いといえます。
基本となる営業キャッシュフローは売上高を挙げて、利益を出すことで得られるものです。
つまり、長い期間、収益を上げ続けている企業ということになります。


こうした企業に投資し、得られた配当金を再投資することにより、複利効果が得られることになります。

単純にキャピタルゲインを狙う場合に比べて、長期的に資産を増やす可能性が大きくなることを意味します。


さらに、株式市場が仮に暴落した場合でも、株価の下方硬直性が高い可能性が考えられます。 

配当が少ない、あるいは無配の企業に比べて、連続増配、あるいは高配当企業の株価は評価されやすく、押し目買いが入りやすいということが期待されます。
利回りの魅力のほかに、稼ぐ力が強い点も見直されやすいといえます。


日本の連続増配(実績ベース)は花王(4452)の31期連続増配が最高で、リコーリース(8566)26期、SPK(7466)23期などが続きます。
これでも立派ですが、米国株式では実に60年以上連続で増配しているような企業がゴロゴロとあります。 


日本では年2回の配当が一般的ですが、米国株では年4回実施も多数あります。
米国株の代表的な株価指数はS&P500種指数ですが、派生した指数にS&P500配当貴族指数というのもあります。
これはS&P500の構成銘柄のうち、過去25年連続して毎年増配している優良大型株のパフォーマンスを示したものです。
なお、東京証券取引所にも米国配当貴族ETN(2044)が上場しています。

そこで今回は、米国の上場企業で連続増配を続けている主要企業をピックアップします。



プロクター・アンド・ギャンブル(PG)連続増配の期間=65期

P&Gのロゴで有名な、世界最大の一般商材メーカーです。
紙おむつの「パンパース」、化粧品の「マックスファクター」、ヘアケアの「パンテーン」、空気清浄の「ファブリーズ」などのブランドでも知られています。
マーケティング力に優れる企業です。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



スリーエム(MMM)63期

消費者向け製品を幅広く手掛ける米国の多角経営企業。
法人向け製品にも強みがあります。
「スコッチ」ブランドのテープで成功、付箋紙「ポスト・イット」などが著名です。
自動車関連やヘルスケア業界向けなど広範囲に展開しています。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)59期

ヘルスケア製品の世界的メーカー。
スキンケア・ヘアケア商品のほか、医薬品、医療機器・診断分野にも展開しています。
絆創膏の「バンドエイド」、マウスウォッシュ「リステリン」などが著名です。
新型コロナウイルスワクチンも手掛ける。
今後は医薬品・医療機器の注力する方針です。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



コカ・コーラ(KO)59期

世界的な飲料製品メーカー。
人気ブランド「コカ・コーラ」を始めとした清涼飲料水を軸に展開しています。
消費者の健康志向に合わせミネラルウォーターやゼロカロリーのコカ・コーラなどの販売も拡大しています。
世界に張り巡らされた配送ネットワークに強みがあります。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



コルゲート・パルモリーブ(CL)58期

石鹸、洗剤、歯磨き粉などの生活用品を展開する多国籍企業です。
開発、製造、販売までを一貫して手掛けています。
石鹸で操業し、洗濯洗剤、食器用洗剤、ペットフードに拡大してきました。
家庭用品では全米3位の消費財メーカーです。
歯磨き粉の「コルゲート」が著名。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



ペプシコ(PEP)49期

世界的な食品・飲料会社。
飲料の「ペプシコーラ」、「トロピカーナ」が主力ブランドです。
シリアルやパスタ、スナック菓子などにも強みがあります。
200以上の国・地域で展開しています。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



マクドナルド(MCD)46期

ファストフードチェーン「マクドナルド」を世界的に展開。
ハンバーガー店の代名詞的な存在です。
世界の総店舗数は約4万店、約120か国・地域で展開しています。
日本における店舗などの運営会社は日本マクドナルドホールディングス(2702)です。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



ウォルマート・ストアズ(WMT)48期

世界最大のスーパーマーケットチェーンです。
小売業の世界首位でもあります。
圧倒的な規模でのバイイングパワーによる価格決定力を強みとしています。
実店舗とECとの組み合わせでアマゾンなどネット企業に対抗しています。

チャート

週足表示、2022年2月11日まで
価格はNYSEBQT参照
出来高は2022年1月19日より計測



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執筆者:和島英樹

経済ジャーナリスト。
日本勧業角丸証券(現みずほ証券)入社。株式新聞社(現モーニングスター)記者を経て、2000年ラジオNIKKEIに入社。東証・記者クラブキャップ、解説委員などを歴任。
2020年6月に独立。企業トップへの取材は1,000社以上。
ラジオNIKKEI担当番組に「マーケット・プレス」など。四季報オンライン、週刊エコノミストなどへ寄稿多数。
国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。日本テクニカルアナリスト協会評議委員。


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