入院した場合に生じる自己負担費用は1日平均20,700円と言われています。
主な内訳は治療費・食事代・差額ベット代等に加え、交通費(見舞金に来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品等を含みます。(高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額)
治療費とは別に差額ベッド代がかかります。そして差額ベッド代は公的医療保険ではカバーできません。
差額ベッド代とは、希望して個室等(基本的に1~4人部屋)に入院した場合にかかる費用です。
1日あたりの差額ベッド代は約6,600円です。
【1日あたりの差額ベッド代平均】
出典:厚生労働省「主な選定療養に係る報告状況」
他にも朝、昼、晩の食事代が入院日数分、テレビや雑誌代、お見舞いに来てくれた方への交通費やお礼、これらは全額自己負担となります。
生涯医療費は1人あたり約2,800万円です。
その約半分は70歳以降にかかります。
83%の人が、病気やケガに対する保障の準備をしています。
【病気やケガに対する私的準備状況】
出典:公益財団法人生活保険文化センター「生活保障に関する調査」(令和4年度)
医療保障に対する準備として約70%以上の人が生命保険を活用しています。
多くの人が、病気やけがに対するそなえに保険を活用しています。
いつどんな病気にかかるかは誰にもわかりませんし、病気になってからでは保険に入れない可能性もあります。
医療費控除の申告についてあわせて読んでみてください。
先進医療とは、厚生労働省が認めた医療技術で、その技術料は全額自己負担です。
一般の保険診療と共通の診察・検査・投薬・入院料等は保険給付されます。
一部負担においては、高額療養費制度も対象です。
【先進医療費の例】
出典:厚生労働省「令和3年6月30日時点における先進医療に係る費用」
先進医療技術の種類や金額はさまざまですが、300万円以上するものもあります。
先進医療を受けられる選択肢があった時、費用面で治療をあきらめたくないですよね。
先進医療に対応できる保険に入っていれば、お金の心配をせずに治療に専念できます。
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