これまでに投稿した全3回のコラムでは、「お小遣いの使い方計画」と「貯蓄の工夫・預け先」、そして「買い物」について紹介してきました。
今回のテーマは「使ったお金と貯金額の振り返り」です。
計画を立てたものの、計画だけで終わってしまう…大人でもありますよね。でも、もし子供のうちから、立てた計画の振り返りを習慣化できたらどうでしょうか?初めはハードルが高いかもしれませんが、その習慣ができると自然といろいろなことを自分で振り返ることができるようになるかもしれません。
そこで、今回は第1回で作成したお小遣いの使い方計画に対して、計画通りにお金を使うことができたか、また、貯めることができたか、Will流のお小遣い計画の振り返り方法を紹介します。
まず、事前の準備として、お小遣い帳をご準備ください。
市販のお小遣い帳を購入し、活用するのも良いですが、折角ですので、親子で相談しながら一緒にお小遣い帳を作ってみましょう。手書き・PC上で作る等、やり易い方法を選んでください。自分自身で作成したお小遣い帳は愛着もわき、お子さんの意欲向上に繋がるかもしれません。
記載する内容は以下を参考にしてみて下さい。今回は2枚仕様になっています。
まずは1枚目です。
1枚目では「お小遣いの使い方計画」に対し、ひと月終わった段階でどうだったのかを確認できるようにします。詳細の項目として「品目」「計画」「使ったお金」「計画との差」を記入してみましょう。そして、「残ったお金」を確認して下さい。
お小遣い帳をつけるのが初めてのお子さんには慣れるまで、都度、記入方法を教えながら計画と実際がどうだったかの確認を親子で実施し、親御さんがチェックをしてあげましょう。
慣れてきたら日常の記入はお子さんに任せて、月末の確認を親子で一緒にしてみて下さい。
続いて2枚目です。
前回の「買い物」に関するコラムでレシートについてお伝えしましたが、お小遣い記録にはレシートを貼って、1枚目で書いた「使った金額」と金額が合っているか一緒に確認してみましょう。
また、「おうちの人のコメント」として、簡単でも良いので、お子さん向けの一言をぜひ記入してあげましょう。コメント欄を活用し親子でコミュニケーションを取りながら、楽しく振り返りをすることは、お子さんのモチベーション向上にも繋がるはずです。
4回目のコラムはいかがでしたでしょうか。作成したお小遣い計画が計画通りだったか一緒に確認できましたか?
次回は「お小遣い記録」を継続させる工夫についてお伝えしたいと思います。お楽しみに!
こちらもおすすめ!
ご家庭で「金融教育」を始めませんか?
本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。