小学4年生の長男が習い事に通い出し、交通費支払の為に持たせたSuicaを使って、お友達にお菓子をプレゼントしてしまった…。
我が家でもそんなことが先日おきました。
「お金のことってなかなか他の人にも聞けないし、世の中のお小遣い事情もいまいちわからない。とはいえ将来的にはお金の管理もちゃんとできるようになって欲しいし…。でもゆっくり教える暇もないし…。」という悩みありますよね。
例えば、「お友達同士で勝手にお金のやり取りをしてはいけない」、「お金は無限にあるわけではない」等、子供からすると「なぜ」となる「お金」にまつわることは実は沢山あります。
本コラムではお子さんのお小遣い管理スキル習得を通じて、そういったお金に関する知識・経験値を上げるためのご提案をしたいと思っています。
その際、何をどうやって教えたらよいかわからないという親御さん向けに、実際の我が家での取り組みをわかりやすく共有していきます。
みなさん、お小遣いは定期的に渡していますか。それとも必要なものができた際に渡していますか。我が家では、定期的に1,500円渡すようにしています。
お小遣いの範囲内で自分の「欲しいもの」を手に入れるにはどうすべきか。先ずは、「欲しいものリスト」を作成し、お小遣いの使い方計画を立てることが今回のゴールです。
「欲しいもの」と言っても、すぐに手に入るものと、そうではないもの等いろいろ出てくるかと思います。お小遣いの範囲内で自分の欲しいものを手に入れるにはどうすればよいか。是非、親子で考えてみてください。
先ずは、「白地の紙」、「ポストイット」及び「ペン」をご用意ください。
お子さんが「欲しいもの」をお子さん自身でポストイットに書き出します。その際、金額等は考慮せず、自由に書き出してもらいましょう。
欲しいものが書かれたポストイットを「欲しいものリスト(少額)」、「欲しいものリスト(高額)※」に分けましょう。
※「1回のお小遣いで買えないもの等」
欲しいものリスト(少額)について、各商品の金額と個数を記載の上、優先順位をつけてください。併せて、合計額も算出し、お小遣いで買えるものを考えてください。
欲しいものリスト(高額)のうち、一番欲しいものについて、いつまでに欲しいか考え、貯める期間と金額を記載してください。
上記3・4を踏まえ、使いたいお金(例:1,350円)がお小遣い額(例:1,500円)の範囲内か確認してください。
いかがでしたでしょうか。書き出していく中で、お小遣いの範囲内でお金を使う感覚や貯めることの大切さや難しさついて、お子さんに気づきがあったかもしれません。
次回は、今回立てたお小遣いの使い方計画のうち、「貯蓄の工夫・預け先」について詳しく学んでいきます。次回も乞うご期待!
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