今回紹介するのは、Webデザイナーとして活躍している30代女性の、のっちさんです。
のっちさんはIT系の会社に勤めていて、現在はリモートワークで働きながら育児に奮闘する毎日を送っています。
そんなのっちさんが資産運用を始めるキッカケや成功体験、そして現在の運用状況についてインタビューしました。
デザイナーとして最初に働いた企業が上場していたため、持ち株会がありました。そこで、自社株の積み立てを始めたことが資産運用のきっかけで、少額ですが毎月の積み立てを1年ほど行いました。
その後は、純金積立の広告を見たことで、金の積み立てを始めました。長期的に値上がりしていますからね。毎月3000円ほどの少額で、積み立て投資を始めました。
最初にはじめた資産運用が積み立て投資になったのは、大学時代の経験を基にしています。
当時は、まわりでFXが流行っていました。大きく稼ぐ人もいましたが、しばらくすると損をしたりしていて、リスクが高いと感じていました。そのことから、資産運用では「リスクを取り過ぎない」ことが重要だと感じていました。そのため、小額から期間を分散してコツコツと運用する積み立て運用から始めることになりました。
自社株の購入を行ってから2年ほど経過し、資産運用を行うことにも慣れてきたころ、投資の代表ともいえる個別株投資にも興味を持ち始めました。しかし、4000銘柄もある中から銘柄を選ぶのは難しく感じました。
そのため、投資信託から始めようと思い、知名度が高かったひふみ投信を2016年ごろに購入することにしました。また、最低限の購入金額から毎月コツコツと積み立て投資です。過去の運用成績を見ると、順調に伸びていたこともあり、不安は小さかったですね。
投資信託を始めてから1年後くらいに、ついに個別株へ挑戦しました。
当時は、キャッシュレス化がテーマとして盛り上がっていたため、電子決済サービスに強い銘柄を探してデジタルガレージを購入しました。この株は今でも持っていて、含み益となっています。次に大きく上昇したら売却を考えています。
2020年にコロナショックで株価が大きく下落した際に、今がチャンスと思い4月ごろに複数の個別株を購入しました。この時の投資はどれも上手くいったと思います。
中でも一番成功したのは、長期的に上昇していた化粧品関連のポーラです。1800円台で購入し、1年ほど保有。2600円台で売却しました。
また、優待狙いでも複数の株を購入しました。そのひとつに、伊勢丹があります。優待内容は、保有株に応じて一定金額まで10%割引が受けられます。
※2022年7月末時点の情報です
家のひと駅先に店舗があり、利用しやすい点も良かったですね。これはずっと保有し続ける予定です
今後も、優待銘柄は株価が急落した時に買っていこうと思っています。
投資信託を中心とした積立投資を継続的に行っているのっちさんのポートフォリオは、貯金が6割、金融商品が4割となっています。運用が順調に進んでいることから、今後はもう少し運用の割合を増やす予定です。
また物価が上昇しつつあることから、今後はインフレ対策としての不動産に投資できるJリートの組み入れを予定するなど、運用の幅を広げることを検討しています。
投資を始めて良かったことは、数年後の資産を想像できるようになったことです。
安定している資産に積み立て運用を行っているため、いつどれだけの資産になっているのか、おおよそ想像がつくようになっています。
夫にもお金のことに興味を持ってほしいので、利益が出たらその話をするなど普及活動を行っています。まずはつみたてNISAから始めてほしいですね。
コロナショックで株価が急落した時には、多くの株式を購入しました。この時の投資は、現時点ではすべて利益が出ています。このことから、資産運用は売買のタイミングが重要だと学びました。そのため、株式投資を行う場合は、年単位で株が急落する時を待つというスタンスを取っています。
また、長期的に行っている積み立て投資は、今のところ全て利益となっています。目先の利益にとらわれずに、長期的な視点で資産運用を行うことで、人生を豊かにしてくれると感じています。
自分のペースで安定した資産運用を行っていきたいと思います。
※本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。
最終的な投資判断、金融商品のご選択に際しては、お客様自身の判断でお取り組みをお願いいたします。
NISAは2024年度から制度変更しています。
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