
日本の長寿化が進み、価値観も大きく変わるいま、「リタイアメント」即ち退職後のセカンドライフの在り方も変わりつつあります。
リタイアメントは「老後や余生」などではなく、これまでの知識や経験を活かした「新たな挑戦が始まるスタート」です。
みなさまが積み重ねてこられた日々に敬意を込めつつ、豊かな人生を選び取るための、リタイア後のライフ戦略を描くヒントを”MUFG Retirement Guide”としてまとめました。
長く社会の第一線で活躍してこられた方々が、これからの人生をどう生きるか――。
MUFG は、リタイアメントを「引退」というだけでなく、「もう一つの始まり」と捉えています。
これまでに培った能力や経験をもとに、自分らしい「豊かな人生」を主体的に選び取る新たなスタート――それが私たちの提案するリタイアメントの形です。
これまでの努力の軌跡をどう生かし、どのような未来を描くのか――。
退職は、時間、人脈、評価など、あなたを取り巻く環境に大きな変化をもたらします。
それは、これまで無意識に大切にしてきた価値観と向き合い、「自分にとっての本当の豊かさ」とは何かを問い直す絶好の機会です。
第1章では、リタイアで訪れる“7つの変化”を手がかりに、人生後半の新たな一歩を踏み出すためのヒントを探ります。
人生後半を豊かなものにするために、意識したい視点とは――。
「生命」「健康」そして「資産」。人生の後半は、長さの異なる3つの寿命バランスを考えることが重要です。
特に、計画的にコントロールできる「資産寿命」をどう設計するかが、あなたの選択肢を大きく広げる鍵となります。
第2章では、長寿やインフレといった避けて通れない現実を直視し、豊かな暮らしを守るための戦略的思考を解説します。
資産を”育てる”という選択が、リタイア後の人生を支える。これからの資産準備にむけた、自分に合った戦略とは――。
退職後の生活を支えるには、貯蓄だけでなく、資産自体が収益を生む「育てる」視点が不可欠です。
第3章では、退職前から進めておきたい取り組みや、資産設計・運用におけるリスクの考え方など、資産を育てる方法を学びます。
自分らしい「ボーナスタイム」の過ごし方と、その先に待つ未来へのそなえとは――。
3つの寿命が重なる退職後の十数年間は、より自由に「自分らしさ」を深めていく特別な時間。この貴重な時間をどう楽しみ、どう活かすか。そして、誰もが迎える介護や相続の問題にどうそなえるか。
最終章では、人生を最後まで自分らしく過ごすために、元気なうちから考えておきたいテーマと、次世代へ想いを託す「Legacy」について考えます。
