1年の中でもっとも出費が多い時期、それは年末年始です。
12月は忘年会やクリスマス、1月は家族での食事会などがあり、少しの節約をするぐらいでは間に合わないこともあります。
子どもと遠い実家に帰省する場合、飛行機や新幹線などの交通費がかかるほか、年末年始のご馳走の支度やお年玉などでお金がかかるため、未婚・既婚を問わず頭の痛い時期です。
そこで本記事では、年末年始の出費を抑えるコツなどについて解説します。
年末年始は家族や友人で集まり、みんなでご馳走を囲むなど、温かいひとときを過ごせる大事な時間です。
しかし、食事会にかかる費用やお年玉など、普段はかからないお金もどんどん出ていくものです。
ここでは、誰にとっても悩ましい「年末年始の出費」について解説します。
総務省統計局の調査によると、2023年10月から2024年9月の一年間のうち、一世帯(2人以上)当たりの消費支出がもっとも多いのは12月の329,518円で、12ヵ月間の平均297,280円と比べると1割以上多くなっています。
出典)総務省「家計調査報告-2024年(令和6年)9月分」を基に作成
年末年始に家族や親戚などが集まると、身内同士で食事会を開きます。
上京などしている場合は、地方にある実家に帰るために飛行機や新幹線のチケットを用意したり、親は家族を迎えるためにおせちなど豪華な正月料理を用意したりします。
子どもや孫がいる場合はお年玉もあげなければなりません。
また、家族・親戚の数が多いほど、食材やお年玉の金額もふえていきます。
12月はクリスマスや年末年始の食材の買い出しなどで「食費」がアップする月です。
総務省統計局の調査を基に11月と12月の出費を比較すると、ほとんどの費目が増加していることがわかります。
とくに顕著なのは「食料」で2023年12月と11月を比較すると2万円以上の増加が見られます。
総務省「家計調査報告 -2023年(令和5年)11月分、12月分」を基に作成
お正月の食材には、おせち料理やカニ、もち、みかんなどが通常の月より多く購入されます。デパートなどで購入する高級おせちセットは数万円するものもあり、上を見たらキリがありません。
家でおせちを作るにしてもかまぼこや数の子、エビなど高級食材が多いため、意外とお金がかかります。
友人や親族など大人数が集まる場合はビールや日本酒などの酒類を多めに用意するなど、食費は高額になるでしょう。
「光熱・水道」や「教養娯楽」も12月にふえる費用です。
年末年始は家で過ごす時間が多くなり、人が多く集まる場合は水道光熱費が普段よりかかります。冬場はただでさえ電気代やガス代が上がるので、誰にとっても頭の痛い時期です。
冬休み期間は家族での外出や子どもが外で遊ぶ機会もふえるため、普段より娯楽費用やお小遣いを与えることも多いシーズンです。
2024年も物価が上昇しているため、家計のやりくりは厳しい状況です。
ここでは、年末年始の出費を抑えるコツについていくつかご紹介します。
年末年始にお金がかかるからといっても、必要なものにはそれなりにお金を使わなければなりません。そのため、年末年始の出費にメリハリをつけることが重要です。
クリスマスや帰省、年越し、年明け、冬休みなどのイベントに優先順位をつけて予算を立てましょう。
たとえば、地方の実家に帰省するのならば、他のレジャーは別の月に変更するのも一つの方法です。
日々の収支をしっかりと把握し、予定よりお金を多く使いすぎたら翌月は調整するなど、出費を抑えましょう。
また、出費を削ることだけを考えるのではなく、必要な出費と不必要な出費とを整理することが大切です。忙しい年末年始に掃除代行サービスで「時間を買う」という選択肢を取る人もいます。
年末年始はイベントも多くなり、世間の雰囲気が浮き足立っていることから財布の紐がゆるむシーズンです。
歳末セールや新春セールでは、割引率が高い商品や目玉商品が多く、ウキウキとした気分に乗せられて、衝動買いしてしまうことも少なくありません。
お正月の買い物がてら家族でショッピングモールに行くと、本来買う予定のなかった洋服や靴をセール品だからと購入したり、外食をしたりと、すぐにお金が飛んでいきます。
ムダな出費を避けるためには、何を買うのか、いくら使う予定なのかを事前に整理しておくと余計な出費を抑えられるかもしれません。
お歳暮やおせち、特急券のチケットなどは早割を使うと、通常よりかなりお得な料金で利用できます。
たとえば、おせちを早割で注文すると、最大30%引きで購入できるケースもあります。送料無料の特典が付いている場合もあるので、なるべく早めに注文すると良いでしょう。
また、年末年始は帰省のタイミングでもあり、新幹線などの席も早く埋まってしまいます。特急券代は早いタイミングで予約すると早割が利用できるケースがあるので、帰省代を抑えるためにも早めに予約することを心がけましょう。
忘年会や新年会も度重なると手痛い出費となります。とはいえ、プライベートの飲み会は楽しいひとときを過ごせる大切な時間でしょう。
一方で、職場や取引先などの飲み会は、人間関係をスムーズにするため、多少気が進まなくても参加せざるをえないことがあります。
お酒を飲めない人にとっては、ムダな出費と感じてしまうことがあるかもしれません。
日頃から職場関係の飲み会が多い人は、忘年会や新年会の一次会だけ参加するのも良い方法です。
昨今では一次会だけ楽しんで、二次会に参加しない人も珍しくないので、飲み会の出費が多い月は出席回数を調整すると良いでしょう。
年末年始は通常の月より出費が多いため、気を引き締めてお金を使わないと家計が赤字になってしまいます。
ただ、普段は会えない家族や友人と温かい交流を楽しめる大切なシーズンでもあります。早割などの節約でお金を上手に使いながら、素敵な年末年始を過ごしましょう。
本稿執筆時点における情報に基づいて作成しておりますので、最新情報との乖離にご注意ください。