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今回はクレジットカードに対する意識やキャッシュレス化の現状、そしてクレジットカード=クレカを上手に活用する「クレカ賢者」になるための方法を解説します。
しかしキャッシュレス化の波が押し寄せている今、「カードを使わない」で通すのは難しくなってきています。ヨーロッパやアメリカではもともとカード決済が一般的。最近では中国のキャッシュレス化が急激に進み、街中の露店でもキャッシュレス決済を使えるといいます。
外国人観光客からの(不便性を訴える)評判も相まって、今や日本はキャッシュレス化の波に遅れた「キャッシュレス後進国」といわれるようになりました。そんな現状を打破するため、政府は国をあげてキャッシュレス化政策を推し進めています。
キャッシュレス決済をするだけで利用額の最大5%が還元されることから、この機会にキャッシュレス決済に切り替えはじめた人も多いのでは?
「何となく現金の方が安心するから」「カードだと使い過ぎる気がするから」といった考えは、時代から取り残される世の中になりつつあります。そのうち、キャッシュレス決済しか認めない店舗も増えてくることでしょう。
キャッシュレス決済には、電子マネーやQRコード決済など、たくさんの種類があります。さまざまなキャンペーンが実施されている中、どの方法を選択すべきか悩み、決断できない人も多いでしょう。
悩むならこれまである程度は親しんできたクレジットカードを利用して、キャッシュレス決済に慣れると安心です。そのうち興味が湧いてきたら、電子マネーやQRコード決済を取り入れてみてください。
とはいえ何も考えずにクレジットカードを利用し始めたのでは、「お金を使っている感覚が薄くなり、無駄づかいが増える」という前述の“カードのイメージ”通りになってしまいかねません。クレジットカードを利用するなら、マイルールを定めて「クレカ賢者」を目指しましょう。
では、クレカ賢者はどのようなマイルールでクレジットカードを利用しているのでしょうか?これから現金→カードに切り替える人や、カードの使い方を見直したい人に取り入れてほしい習慣を3つ紹介します。
カード払いで想像以上に請求額が大きくなってしまうのは「金額の小さい支払い」の積み重ねのほか、「金額の大きい支払い」が原因となっていることが多いようです。カードを使う時は、決済金額に気を配りましょう。
目安として、3,000円以上の支払いをする時は「スマホのメモアプリに記録しておく」といった方法があります。今月どのぐらい使ったかがいつでもわかるので、請求額を見て驚くことがなくなるでしょう。
3,000円という金額設定はあくまで目安なので、普段どんなお金の使い方をしているかライフスタイルなども踏まえて、自分なりの金額設定をしてみてください。
何かを買いたいと思った時は少し思いとどまって、「ほしい」という思いを寝かせてから買うというのも効果的です。カードで無駄づかいしてしまう原因に“衝動買い”があります。手持ちの現金がなくても、カードなら買えてしまうからです。
衝動買いを防ぐには厳格なマイルールを作り、それを徹底して守りましょう。一度ルールを守ることがクセになると、自分でも驚くほどあっさり購入意欲はおさまるもの。
不思議なもので3日経つころには、本当に必要かどうかの判断がついています。もはや買いたいと思っていたことを忘れてしまう場合もあるほど。自分にとって何が必要かふるいにかけられる効果もあるので、ぜひ実践してみてください。
賢くカードを使いたいなら、節約以外にポイントの付与にも注目しましょう。カードのポイント還元率は高く、利用額が増えるほど受け取れるポイントも増えていきます。
住居費、保険料、通信費など、高額になりがちな固定費は、できるだけカード払いに切り替えましょう。ポイントが貯まってお得に利用できるようになると、キャッシュレス決済が楽しくなりますよ。
思考が柔軟な20代は、マネーリテラシーを高めるのにもってこいの時期です。20代のうちこそ、自分に合ったお金の使い方を模索し正しい知識を身につけたいもの。クレジットカードを活用し、キャッシュレス決済を含めたお金の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
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