野球の世界一を決める大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に大きな関心が寄せられています。
当初は2021年に行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年に延期された経緯があります。
5回目となる今大会は20カ国・地域の代表が4グループに分かれて争う1次リーグを東京ドーム、台湾、米国のマイアミとフェニックスで行い、決勝ラウンドをマイアミ・マーリンズの本拠地球場で行います。
日本は第1回、第2回大会で連覇を果たしましたが、その後の大会では準決勝で敗れており、今回は3大会ぶりの優勝が期待されています。
日本代表チーム「侍ジャパン」の目玉のひとつが、ロサンゼルス・エンゼルスで投打の二刀流で活躍する大谷翔平選手の参加です。
また、サンディエゴ・パドレス所属のダルビッシュ有選手、2022年シーズンに史上最年少で三冠王に輝いた東京ヤクルトスワローズ所属の村上宗隆選手の参戦も話題となっています。
日本代表が戦う3月9日の初戦・中国戦と10日韓国戦はTBSホールディングス<9401>傘下のTBSテレビ、11日チェコ戦と12日オーストラリア戦はテレビ朝日ホールディングス<9409>傘下のテレビ朝日でそれぞれ放送されます。
WBC関連銘柄としては、まずは公式パートナーを務める企業が挙げられます。
物流大手「日本通運」の持ち株会社NIPPON EXPRESSホールディングス<9147>、ゲーム大手コナミグループ<9766>の傘下企業などが名を連ねています
野球人気が高まれば、野球用品を手掛けるメーカーに関心が向かうこともあるでしょう。
代表チームへのユニフォームの提供や公式応援グッズなどを展開するミズノ<8022>、ダルビッシュ選手など有名選手も使用する野球シューズやグローブを手掛けるアシックス<7936>をはじめ、ゼット<8135>、デサント<8114>が見逃せません。
このほか、スポーツ観戦ができる英国風居酒屋を運営するハブ<3030>をチェックしておきましょう。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は原則として4年ごとに開催される野球の世界一決定戦です。
メジャーリーグベースボール(MLB)機構とMLB選手会により立ち上げられたワールド・ベースボール・クラシック・インク(WBCI)が主催する、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公認の大会です。
2023年に開催される大会は、本来なら21年に開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっており、23年に開催されることになりました。次回の第6回大会は26年の開催が予定されています。